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2013年10月17日 (木)

十日夜の藁鉄砲

十日夜と書いて「とおかんや」と読みます。北関東から甲信地方にかけて分布している収穫祭の一種で、旧暦の10月10日に行います。

主に東信地方の十日夜で使われるのが藁鉄砲(わらでっぽう)です。藁鉄砲とは藁を束ねたもので、小さな子供に持たせて地域の各家庭を回ります。
そして、囃し歌に合わせて地面を叩きますが、これは畑に悪さするモグラを追い出すためと伝わっています。

飯島商店の店舗にて、藁鉄砲の展示をしています。

Tokanya1

Tokanya2

ちなみにこの藁鉄砲、社員が作ったものです。上田地域では戦後になって廃れてしまった風習ですが、お隣の佐久地方ではまだ十日夜のお祭りがどこでも残っており、子供全員が藁鉄砲を作ることができる地域も珍しくありません。

十日夜の藁鉄砲、ぜひご覧になりにお店にお越しくださいませ。

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長野県の風習」カテゴリの記事

コメント

十日夜に関する展示、ありがとうございます。
時々今頃は飯島商店さんの店内のディスプレイはどうなっているんだろうと思う時があります。
今年は十五夜、十三夜と何とかお月見できたのですが、お月見がメインではない?十日夜は知らなくて縁がありませんでした。
ねじ行事もそうでしたが、とても興味深いです。

十日夜の囃し歌、とおかんや とおかんや
続きがあるのでしょうか?
あるのでしたら、お教えください。お願いします。

投稿: 旅の途中Can子 | 2013年10月25日 (金) 11時19分

旅の途中Can子様
お久しぶりです。
上田地域の風習にご興味持っていただきありがとうございます。今年は本当に素晴らしく立派な月で、十五夜を迎えることができました。店内のディスプレイでも、9月はお月見をテーマとした飾り付けをしておりました。

さて、十日夜の囃し歌ですが、地方によって異なるようです。上田地方の囃し歌としては、明治生まれの祖父がよく歌っていたものを覚えていますので、そちらをご紹介いたします。

「とおかんや、とおかんや
とおかんやの藁鉄砲
夕飯くったらぶったたけ」

この囃し歌に合わせて、藁鉄砲を地面に打ち付けるのだとのことでした。

投稿: 飯島商店 | 2013年10月25日 (金) 16時55分

十日夜の囃し歌、ありがとうございます。
実は、夕飯・・・のくだりにクスッと笑ってしまいました。
そのまんまだったからです。すみません。
でも、飾り気の無い素朴なところが却って口に馴染んで、
大人になってもずっと記憶に残るのかなと思いました。

子供の頃に藁鉄砲を持って家々を回った思い出だったり、
お祖父さまが歌われていた記憶があったりと、
うらやましいですね。

投稿: 旅の途中Can子 | 2013年10月29日 (火) 11時20分

旅の途中Can子様

祖父が十日夜の囃し歌を口ずさんでいたのは、お風呂の中です。考えてみると今の若い方たちは、おじいさんおばあさんと一緒にお風呂に入る、なんて経験はあまり無いのかも知れませんね。
昔は当たり前だった風景が、どんどん非日常化しているのでしょう。

最近ではどの家庭でも核家族化が当たり前になった上、地域コミュニティがどこも弱体化してきており、なかなかこういった伝統的な風習・行事が今の子供に受け継がれにくいようです。
上田地域でも危機感を抱く人が多くなり、子供を巻き込んだ伝統の継承に官民一体となって取り組み始めているようです。

投稿: 飯島商店 | 2013年10月29日 (火) 16時58分

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