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2011年11月

2011年11月30日 (水)

金子みすゞ

薄幸の詩人金子みすゞとみすゞ飴の関係はあるのか?というお問い合わせをたまにいただきます。
結論から言いますと、よく分からない、といったところです。

彼女は信州はおろか、ほとんど山口県を離れなかった一生を送っています。なぜ、遠く離れた信州の枕詞に魅かれ、ペンネームに採用したのでしょうか?

金子みすゞは20歳頃(大正12年ごろ)から創作活動を行い、「みすゞ」というペンネームを用い始めています。
この時期はみすゞ飴が東京進出し、複数の販売所を持って盛んに全国展開していた時期と符合します。それをして、もしかしたらみすゞ飴で「みすゞ」のフレーズを知ったのでは?と仰る方もいらっしゃいました。

それはそれで非常に楽しい推測なのですが、金子みすゞ本人の口からそのような話があったとは寡聞にして耳にしたことがありません。

ただ、彼女が一生を過ごしたのが山口県、つまりは旧長州藩であるということは、遠く離れた信州と全く縁がないわけでもない、とも思います。三吉慎蔵のところでも書きましたが、幕末期、上田藩と長州藩の間には頻繁な行き来がありました。
金子みすゞが生まれたころは、明治維新後30年たっていない時期。おそらくには遠く離れた信州上田への想いを、昔話として語る古老も居たのではないか、と思います。

みすゞ飴と金子みすゞの関係はさておきまして。
彼女が信州に思いを馳せる、そういった土壌は旧長州藩であるという土地柄を考えると、十分に有り得ることだと思うのです。

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2011年11月29日 (火)

三宝柑福居袋が始まっています

今年もいよいよ冬間近、三宝柑福居袋が始まっています。

Fukuibukuro11

先にお伝えいたしましたように、産地和歌山県田辺市は台風12号による大変な被災となりまして、やや果皮に傷がついたものがあります。
できる限り果皮に傷の少ないものを選んでおりますが、そのような産地状況であること、何卒ご了承くださいませ。

お味の方はいかにもこの時期の三宝柑、といったすっきり爽やかな風味です。初冬の足音を初物の福居袋で感じていただければ幸いです。

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2011年11月12日 (土)

三宝柑の状況を見に行きました(和歌山県田辺市)

今年の三宝柑の状況を見に行ってきました。

Sanpo

横に写っている方はこの三宝柑畑の園主の野村さんです。

今年の三宝柑は玉の伸びは平年並み、着果量もほぼ平年並みといった水準です。

しかし、ニュース報道であったように、今年の田辺市は台風12号による前代未聞の被災地となりまして、その爪痕は未だ大きく残っています。
幸いにして三宝柑の畑では無かったのですが、蜜柑の畑が丸ごと土砂崩れで無くなってしまった家もあるようです。もともと降水量の多い土地柄なのですが、今年の台風12号は今まで経験にないものすごいものであった、と皆さん口を揃えて仰っています。

Sanpo2

記録的災害の影響か、今年の三宝柑は上の写真のようなかいよう病の発生が多いようです(茶色い斑点がかいよう病です)。

ですが、三宝柑農家に土砂崩れや増水などの直接的被害が出なかっただけでも幸いと言わざるを得ません。
異常気象に振り回されっぱなしの年となりますが、先ほどの野村さんを含め、三宝柑への想いを熱く語り合ってまいりました。

産地と私ども一体となり、被災の今年度も精一杯がんばって、良い三宝柑製品を作り上げたいと思っております。

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2011年11月 2日 (水)

かりんの加工をしました

Karin

かりんが収穫され、加工しました。今年のかりんは例年通り香り良く、社内だけではなく外の道を歩いていてもかりんの芳香いっぱいで、思わず深呼吸したくなります。

販売は今月中下旬ごろになりそうです。今しばらくお待ちくださいませ。

それにしても今年のかりんもなかなか収穫量が上がらず苦労しました。

Karin2

収穫前に訪問したかりん農家の畑です。
青果市場におけるかりん需要の右肩下がり、農家の高齢化と後継者不在、ひいては農家のモチベーションの極度の低下。かりん生産を取り巻く状況は年々悪化の一途をたどっています。
江戸時代初期に遡る長野県下でのかりん栽培の歴史、また地域特産物としての価値を考えると、かりん栽培自体ひとつの文化財と言えるのではないでしょうか。
かりん栽培は決して時代の流れで絶やしてはならない、大きな価値のあるものであると考えています。

世間では農業の問題と言うとTPPばかり取り沙汰されていますが、TPPどうこう関係なく、伝統的農作物の状況は非常に厳しく、常に存亡の瀬戸際に立たされているのです。

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