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2009年9月 1日 (火)

真楽寺大池(甲賀三郎伝説)

東信地方に伝わる竜伝説で、小泉小太郎伝説と並んで有名なものに甲賀三郎伝説があります。伝説の内容はこちらに詳しく載っていますのでご参考ください。

甲賀三郎が地底の都から這い出て、現世に竜の姿となって戻って来た場所が、御代田町にある真楽寺の大池であると伝わっています。

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うっそうと茂る林を水鏡に映した大池は、なかなかに神秘的な景観です。

Saburou3

池からはこんこんと清冽な湧水が湧出していまして、水は非常にきれいです。この湧き水はいかなる干ばつのときにも涸れることが無く、地域の灌漑用水として昔から大切にされてきたそうです。
ちなみに写真上の方にセリが写っていますが、聖徳太子が真楽寺を訪れた際に、このセリの見事さに見入ったとの伝説も残っています。

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竜伝説の地らしく、竜の小さな像もあります。

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池の岸辺にある、竜を祀った祠です。

さて伝説では、竜となった甲賀三郎は諏訪湖に安住することになるわけですが、それはつまり甲賀三郎と諏訪神である健御名方命(たけみなかたのみこと)を同一視しているわけです。御代田も含めて佐久地方は和田峠を越えれば諏訪ですので、古来から諏訪と密接なつながりがあったのは間違いないところです。

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Saburou7

こちらは真楽寺敷地内にある水分(みずわけ)神社という神社です。祭神はやはり健御名方命でして、甲賀三郎と同一人物であることの裏付けとなっています。
ちなみに、 「たけみなかた」の「みな」は「水」を表し、水神であることを示しているとする説もあります。

有名な伝説の地でありながら案内板等が見当たりませんでしたが、三重塔のすぐ下の大きな池ですのですぐに分かります。

Shinrakuji

左が江戸時代に再建された三重塔、右が神代杉と言って真楽寺のご神木です。大池はこのすぐ下の参道を下ったところ、水分神社は三重塔の脇の石段を上ったところにあります。

真楽寺大沼の位置は下になります。


より大きな地図で 真楽寺 を表示

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コメント

私もつい先日、新聞の折込に載っていた仁王門と大沼の池を是非一度見てみたいと思い真楽寺に行ってきました!
御代田で行われる竜神祭りに毎年参加している友人に案内をお願いしました。
大沼の池は想像をはるかに越えた美しさ!本当に今にも竜神様が現れそうな雰囲気と、底のコケが鮮明に透き通って見える冷たい水に感動しました!
大沼の池には竜神様の頭部分、諏訪湖には尻尾部分があるそうですね。
一つ気になったのは石段を上がり終えた左側に牛の像があったこと。
水と何か関係があるのでしょうか。

竜神祭に参加したことはないですが、歴史や伝説を知った上で祭事に参加するのもまた一興だと思いました。

投稿: 舞姫 | 2009年9月 7日 (月) 13時56分

舞姫様
コメントいただきありがとうございます。

大池は本当にきれいで神秘的な場所だと思います。現代に生きる私たちでさえ、ついつい伝説の竜神の存在を信じてしまいそうです。
それにしても諏訪の竜神様は本当に体が長いという話でして、出雲大社での神様の寄合いに出た時に、出雲大社を7周り半してなお尻尾は諏訪に残っている、という笑い話ともとれるスケールの大きな話もあります。
私も直接には龍神祭りを見たことがありませんでして、一度見に行ってみたいと思っております。地元の人に今もって甲賀三郎伝説が語り継がれて、親しまれているのは嬉しいことです。

さて、牛の像ですが、全く気付いていませんでした。ですのであまり良く知りませんが、一般的に牛に対する信仰はインド起源でして仏教に多く見られます。「牛に引かれて善光寺参り」はその代表例です。
恐らくには真楽寺の仏教の方の側面で、そのような牛の像があったのかと思いますが、くわしいことが分からず申し訳ありません。

投稿: 飯島商店 | 2009年9月 7日 (月) 17時58分

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