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2009年9月15日 (火)

毘邪王の鬼石(実相院)

角間渓谷で少し紹介しましたが、角間渓谷の鬼「毘邪(ひや)王」は、坂上田村麻呂に捕まった後に真田町傍陽の実相院というお寺の松の木に鎖でくくり付けられたと言われています。

Jissouin

実相院の入口にある石柱に「金縄山実相院」とありますが、この金縄(きんじょう)とは毘邪王がくくりつけられた鎖に由来すると言われています。

さて、松にくくり付けられた毘邪王ですが、あまりに暴れて泣き叫ぶもので、その声で近隣の人々は夜も眠れないほどだったとのことです。そこで仕方が無く、松にくくりつけたまま毘邪王を殺したと言い伝えられています。毘邪王のなきがらはその場に埋められ、墓所に鬼石を鎮めとして祀っている、とのことです。

Oniishi

多宝塔が乗っている岩が鬼石です。実相院の本堂の横にあります。

毘邪王をくくりつけた松の木を鬼松と言って、鬼石の傍らにあったと言い伝えられていますが、長い歳月の間にたびたび枯死しては植え替えられまして、今ある鬼松は昭和31年に植えられた四代目だそうです。

Onimatsu

植え替えられて間もない松の木ですので、まだまだ歴史の重みを感じさせるような姿ではありませんが、このような形で脈々と伝説の木が受け継がれているのは興味深いところです。

また、毘邪王が退治された後も、その天地を揺るがさんばかりの暴れようの後遺症で、近隣の村人に歯が痛くなる人がたくさん出たそうです。そこでこれは毘邪王の祟りだとして、鬼石の傍らにお地蔵様をお祀りしたところ、ぴたりと歯痛が止んだとの伝説もあります。
このお地蔵様も実相院の敷地内に「鬼松地蔵尊」という名で現存していまして、地蔵堂の中に大切に祀られています(上の鬼石の写真の石造多宝塔の後ろに写っているお堂が、その地蔵堂です)。

Jizoudou

Jizou

地蔵堂と、中に祀られている鬼松地蔵尊です。

実相院の位置はこちらになります。


より大きな地図で 実相院 を表示

特に目立った案内表示等はありませんが、実相院本堂左横に毘邪王ゆかりのものは固まっていますので、それほど探すのは大変では無いと思います。

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