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2009年3月20日 (金)

黄金の滝

滝と言っても、水が流れる滝ではありません。伊勢山地域でそう通称で呼ばれている、オウバイの群生地のことです。

Gold1

Gold3

Oubai

断崖絶壁を覆うようにオウバイが咲き乱れる様をして、黄金の滝の通称がつきました。まだ3分咲きといったところですので、見頃はまだまだこれからです。

オウバイ自体は庭木としてポピュラーな植物ですし、いち早く春を告げる花としてどこでも目にする機会の多いものだと思います。中国原産の植物ですので、群生地と言っても自然にできたものではなく、何らかの理由で人為的に植えられたものでしょう。

ただ、黄金の滝のオウバイがいつから伊勢山の崖に発生したかは全く不明でして、一説によると崖上にある稲荷神社を建てた戦国大名の村上義清が植えさせたものではないかとの話もあります(村上義清と村上水軍が血の繋がった同族であり一定の交流を持っていたため、村上水軍が大陸貿易を行っていた時に持ち帰ったオウバイが、回り回って信州上田の伊勢山の地にまでもたらされたとする説です)。オウバイが日本に渡来したのは江戸時代初期とされていますので、それから考えるとちょっと辻褄が合わないのですが、何ともロマンを感じさせる話であります。

Inari

これが崖上にある稲荷神社です。特に案内板などは出ていない小さな社なのですが、村上義清と関係があるという話を聞くと、何となく有難味を感じてしまいます。伊勢山の山頂にある砥石城との位置関係から考えても、砥石城を一つの重要拠点としていた村上義清がこの崖を防衛の要として大切にしていたというのは、けっしておかしな話では無いかも知れません。
もしも村上義清がオウバイをこの地に植えさせたとするなら、剛直一本槍な気質ばかり伝わっている村上義清も、意外と風流な一面があったのかも知れないとほほ笑ましく思います。

黄金の滝の大体の位置は下になります。

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