3月の三宝柑福居袋
いよいよ福居袋の発売期間も終盤です。果皮の着色・果実の熟度としてはほぼ完全なものとなり、生でそのまま食べても美味しい三宝柑になっています。福居袋も味が乗り、酸味はかなり弱くなって深いうま味が感じられるようになりました。
今年は暖冬ということもあり、福居袋の発売終了は早くて3月末、遅くとも4月上旬となりそうです。本当は夏にも清涼感あふれるこの味をお客様にお届けできましたらとは思っておりますし、そのようなお客様のご要望をいただくこともあります。ですが、三宝柑は冬の果物です。旬の新鮮な三宝柑無くしては美味しい福居袋のお届けが叶わないところですし、それが季節感というものだとも思っております。
冬の名残を発売終了までの残り少ない期間、三宝柑福居袋でお楽しみいただけましたらこれほど幸いなことはありません。
今日は上田でも初夏を思わせるような陽気でした。
暑さ寒さも彼岸までと申しますが、春は足早にやって来ているようです。
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コメント
いつもありがとうございます。ずうっと夢に見ていた味をやっと口にすることが出来ました。三宝柑福居袋は三宝柑そのままをいただいている感じがして、とっても幸せでした。こんなことをお話すると恥ずかしくなりますが、葉っぱまで折ってついかじっていました。実とは違う爽やかな香りと味に驚きながら感心し、また新鮮でした。
飯島商店さんが仰るとおり、季節感を大切にしていきたいと思います。一年中トマトやきゅうりを食べられる毎日ですが、お正月にミョウガやグラジオラスがお店に並んでいるとがっかりします。次はまだ青い三宝柑に出会いたいと思います。どうもごちそうさまでした。
ひとつお聞きしたいことがありました。福居袋とはどなたが名づけられたのですか?
投稿: 旅の途中Can子 | 2009年3月30日 (月) 15時01分
旅の途中Can子様
私どもの方こそ、いつもお世話になっております。
福居袋がお口に合いましたようで、嬉しく思っております。
同じミカン科の植物であるサンショウは葉も食べられるわけですので、三宝柑の葉も食べられないことも無いとは思うのですが。青臭くなかったでしょうか?
三宝柑福居袋の季節はそろそろ終わりとなりますが、3ヶ月後には梅やアンズと、次々に旬を迎えて行く果物もあります。その時その時の旬の味覚を大切に味わって行きたいものです。
ところで、福居袋の名は社長がつけたもののようです。三十数年前のことですので記憶が定かではないようですが、三宝柑というおめでたい名前に福を見出したのと、柑橘類はおめでたい正月飾りの定番ですので、そこに福が居ると見立てたことによるネーミングのようです。
投稿: 飯島商店 | 2009年3月30日 (月) 20時47分
すみません。青臭いというより、私には清々しく感じました。三宝柑恋しいあまり、味覚までがファンになっているようで、恥ずかしく思います。
実は飯島商店さんの紙袋の三宝柑や桑の実の絵柄も気に入っています。福居袋のネーミングもそうですが、素朴でどこか懐かしいようなセンスに引かれます。心のふるさとのように、また帰りたくなってきました。
ありがとうございました。
投稿: 旅の途中Can子 | 2009年4月 2日 (木) 17時04分
お褒めいただきありがとうございます。鮮度が良くないと葉はすぐにしおれてしまいますので、鮮度管理には最大限の注意をしております。製造している者としては葉は見栄えばかりを気にしていて、その発想はありませんでした。新鮮な葉だと、爽やかな風味がするのかもしれません。
上田でも桜が咲き始めました。これから花の季節ですので、またよろしかったら信州にいらっしゃってください。
投稿: 飯島商店 | 2009年4月 6日 (月) 23時17分