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2008年12月 1日 (月)

駒形岩

鳥羽山遺跡から車で5分程度、長和町に駒形岩という名勝があります。

Komagata

これが駒形岩でして、文字通り駒(馬)の形をした岩なのですが、どこに馬が居るか分かるでしょうか。

Komagata2

馬の形をした部分を拡大してみましたが、写真で左側を向いた馬の姿がなんとなく分かるでしょうか。写真左から右へと馬の顔、耳、馬の背といった具合に彫刻のように彫れているのが分かると思います。なんとなくうずくまって休んでいるような姿でして、かわいらしい感じがあります。

駒形岩の伝説はいくつかあるようですが、一番有名なのは日本文化研究センターのページに掲載されているものだと思います。馬に乗った兄妹の父親は防人(さきもり)だったとの話もありますが、そうだとすると平安時代以前の話でしてずいぶんと昔の物語になります。

Komagata5

この駒形岩のある岩壁は、せんが淵の依田川の浸食作用によってできたものです。上の写真で中央に流れている川が依田川でして、川の左岸に見えるのが駒形岩になります。自然の大きな力は時として、駒形岩のような作品を後世へと残してくれることがあります。

駒形岩はこの馬の形をしていることで有名なだけではなく、ハヤブサの一種であるチョウゲンボウの繁殖地として生物学的にも貴重な場所でして、長和町の天然記念物に指定されています。

Komagata6

このような岩壁の穴の中にチョウゲンボウは営巣する性質がありまして、4月から6月くらいまで子育てするようです。さすがにこの時期にはチョウゲンボウの姿は見えませんでしたが、時期になるとバードウォッチャー達が観察に訪れることも多いようです。
チョウゲンボウの姿はこのページがよく撮影できていると思います。

ちなみに、下の写真が駒形岩の兄と馬を祀ったとされる駒形神社です。

Komagata3

ちょっと屋根のトタンや灯篭が傾いてしまっていますので保存状態が心配です。

Komagata4

これは駒形神社にあるトチの大木でして、樹齢300年と推定されていまして上田市の天然記念物に指定されています。この神社が古くから土地の人に信仰されていたことを示すものだと思います。
ちなみに駒形神社と駒形岩は意外と離れた位置関係にありまして、駒形岩は長和町、駒形神社は上田市武石に位置しています。

ところで駒形神社があるあたりはちょっとした高台でして、浅間山連山がよく見えます。

Asama

これは駒形神社のちょっと下にある子檀嶺神社から見た夕焼けの浅間山連山です。一番右にある白い山が浅間山でして、一番左手に見えるのがこの間冠雪したばかりの烏帽子岳です。

駒形岩の大体の位置は下になります。

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