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2008年11月 8日 (土)

三宝柑の視察に行ってきました(和歌山県田辺市)

今年もいよいよ三宝柑福居袋の製造が間近に迫っており、田辺市の生産地へと視察に行ってきました。

Sanpo 

三宝柑に限らないのですが、ミカン畑というのはこのような山の中のことが多いです。ミカン類の性質として水はけのよい傾斜面を好むというものがありまして、山で作ったミカンは概ね平地で作ったものよりも味が良くなるのです。山肌の畑というものは作業性で考えるとなかなかに不便なものですが、わざわざ不便なところに畑を作るだけの品質の差が得られます。

さて、本題の三宝柑ですが、

Sanpo1

Sanpo2

この三宝柑はだいぶ熟度が進んできていまして、そろそろ福居袋に使えそうな感じです。皮の色が若干黄色みをさしてきているのが分かると思いますが、これが目安となります。

もっとも、熟度の進みは決して均一ではありませんでして、同じ畑であっても木によって異なります。

Sanpo3

Sanpo4

この三宝柑の木では、実はまだ青くて福居袋に使うにはもう少しかかりそうです。

全体的に見て、今年は台風の上陸がありませんでしたし外観は美しいものが多いです。ただ、今年の9月にまとまった雨が多かったせいか、全体的に実が大きいです。福居袋にできる規定サイズに収まるかどうかとても不安ですが、こればかりは今後の天候次第ですのでうまく行くことを祈るしかありません。

Sanpo5

三宝柑は古い品種ですので、古木も数多くあります。この木は田辺市内でも古い木でして、樹齢70年くらいはあるそうです。普通、果樹はある程度の樹齢になると弱ってきて実がつかなくなってしまうのですが、三宝柑は樹齢が高いものでも比較的強いままである性質があります。
この木もまだまだ現役とばかりに沢山の実をつけていました。

Usuiro

ところで、田辺市のある紀南地方はサンゴ礁があるくらいでして温暖な場所です。上田ではもう蝶の姿はほとんど見なくなってしまいましたが、三宝柑の畑ではまだまだ蝶やたくさんの昆虫を見ることができました。
上の写真の枯れ葉のような蝶はクロコノマチョウといいます(コノマチョウは「木の間蝶」でして、見た目のとおり枯れ葉にそっくりなところからつけられた名前です)。ジャノメチョウの仲間なのですが長野県内では全く見られない南方系の蝶ですので、田辺市が南国であることをこんなところでも意識させられます。

Sunset

三宝柑の畑は山の中ですが、ちょっと下の方に降りてくると南紀白浜で有名な黒潮の海が広がっています。写真はホテルの窓から写した夕焼けの海です。

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三宝柑」カテゴリの記事

コメント

和歌山県から上田に帰られて、一段と寒さを感じていらっしゃいませんか。

昨日やっとナイヤガラジャムを開けました。コンコードより軽くて爽やかに感じられる味がまた新鮮でした。飯島商店さんの紹介があるたびに、次から次と口にしたい商品が増えています。

こちらは立冬を過ぎてから、急な師走の気温に震え上がっていました。昨日から平年並みに戻ってほっとしています。マスクをしている人が目に付くようになりました。どうぞ体調を崩されませんように。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年11月14日 (金) 19時24分

旅の途中Can子様
ご心配ありがとうございます。
和歌山からは東京回りで帰ってきたのですが、東京ではそれほど変わらない感じでしたが上田駅に降りたとたんにものすごい気温差を思い知りました。
上田も日に日に寒さを増しております。インフルエンザの流行の兆しもあるとのこと、旅の途中Can子様も体調には十分気をつけてくださいませ。

さて、ナイヤガラはコンコードと似た香りを持ちますが、たしかによりさわやかな味わいです。お口に合いましたらうれしく思っております。
三宝柑は冬の味わいになりますが、四季おりおりに美味しい果物にめぐまれている日本のありがたさを感じております。他の製品ともども、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 飯島商店 | 2008年11月16日 (日) 20時27分

いつもありがとうございます。
まだ見たことがない景色を見て、いろんなお話を聞いたり、ここに来ると何故かほっとしています。はじめての味がうれしかったり、いつも新鮮でいられます。
実は夏から演劇塾を受講しているのですが、来年2月初舞台に立つことになりました。これから緊張の連続ですが、きっとここに来るとまた元気になれると思います。
どうもありがとうございました。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年11月17日 (月) 17時23分

こちらの方こそいつもお世話になっております。

私は演劇には詳しくはありませんが、物語を全身を使って表現することは素晴らしい手法だと思っております。
「物語を文章で残すのも良いですが、演劇で後世へと伝えて行くのがもっとも説得力のある物語の伝達手段だ」そんなことを民話・伝説の研究者の方が言われていたことがありました。
陰ながら、旅の途中Can子様の初舞台の成功をお祈りいたしております。

投稿: 飯島商店 | 2008年11月17日 (月) 18時05分

週末はじめての舞台が終わりました。緊張と不安の渦の中にいるような二日間でしたが、今はほっとしています。これで、ずっとおあずけにしていたゼリーが食べられます。
こちらは、沈丁花の赤い蕾がふっくらして、今にもほころびそうですよ。もうすぐ春の声が聞こえてきそうな感じです。

投稿: 旅の途中Can子 | 2009年2月13日 (金) 11時01分

旅の途中Can子様
お疲れ様でした。さぞやご緊張されたことと思います。
初舞台は楽しめましたでしょうか?

さて、実は上田でも今年はもう城址公園の梅がちらほらと咲き始めております。通年ですと2月中に咲くことはまずありませんので、異常気象を実感しております。
今日は特に暖かく、日中は温度計が20℃近くを示しておりました。これは4月どころか5月の陽気でして、この分ですと今年の果物は近年に例を見ない大凶作になることも予想され、今から頭が痛いところです。

投稿: 飯島商店 | 2009年2月14日 (土) 16時10分

土曜日はこちらも22℃を超える初夏の陽気に、でも今日は北風ピューピュー。金沢は雪が降っていて、あまりの温度変化に戸惑います。
紅梅がぽっと咲いていて綺麗ですよ。梅は気温に敏感に反応して咲くそうですが、アンズも同じですか? あんずの里に行って、元気にしている?って声を掛けたいです。

初舞台は希望の光を頼りに渦の中を駆け抜けているようで、無我夢中でした。「わが町」を上演したのですが、今の大切さと普通であることの幸せをあらためて感じています。
ありがとうございました。

投稿: 旅の途中Can子 | 2009年2月17日 (火) 16時48分

旅の途中Can子様
アンズは梅ほど開花時期が早いわけではありませんが、桜よりも早く開花しますのでやはり気温には敏感な方です。花の時期に冷え込んでも割と大丈夫なのですが、花が終わって実の状態になると途端に霜の害を受けて実が死んでしまいやすくなります。
3月下旬から4月上旬は必ずと言っていいほど一回は大きな寒波が来ますので、この時期にアンズの花が散って実の状態になると大変なことになるのです。
この冬はずっと高気温で推移していますので、今年のアンズの開花が早まって不作となるのは、かなり高確率で現実のものになるのではないかと覚悟しています。

わが町という劇は不勉強なもので知りませんでした。なかなかに哲学的な内容そうですね。
私どもも凶作の年になると、普通の作柄の年のありがたさが身に染みて分かります。

ぽかぽか陽気は昨日まででして、今日は上田も一転して真冬の寒さが戻ってきました。風邪をひきやすい天候ですので、旅の途中Can子様もお体に気をつけてお過ごしください。

投稿: 飯島商店 | 2009年2月17日 (火) 19時12分

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