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2008年9月22日 (月)

姥捨の棚田(田毎の月)

飯島商店のある上田市街地から車で40分ほどの千曲市に、姨捨という場所があります。その名の通り、姨捨伝説の場所でして全国的にも有名です。

ですが今日は姨捨伝説の方ではなく、田毎の月の方の棚田について紹介いたします。

Tagoto2

こんな感じの棚田が姥捨山の斜面に沿って、ずっと続いています。その見事さは昔からよく知られていて、多くの人々が田んぼ一枚一枚の水面へと映る「田毎の月」を見に来て楽しんでいたようです。お殿様の中には酔狂な人も居て、中秋の名月での田毎の月を楽しみたいがために、姨捨の棚田を全て青田刈りさせた、との話もあります。ですが、これは伝説なので本当かどうかはよく分かりません。

Tagoto3

今ではめったに見られなくなった「はぜかけ」の光景もよく目に出来ます。景観を意識してわざとはぜかけをしているのかも知れませんが、日本の懐かしい風景が見られるのはなんとなく嬉しいものです。

棚田の全貌を見るには長楽寺というお寺の境内の中にある、姥石という巨岩の上からが良いです。

Tagoto

写真だとよく分からないと思いますが、姨捨の棚田から長野市方面へと見晴らしが良いです。岩の上ですので足場は不安定ですので、景色にみとれて足を滑らせないように気をつけてください。

Ubaishi

姥石はこんな感じの巨岩でして、姥捨伝説と関係が深いです。由来については話が複数あるようですが、老婆が世をはかなみ身投げした岩である、あるいは、捨てられた老婆が悲嘆のあまりに岩へと姿を変えたものである、などどれも悲劇譚です。

ちなみに長楽寺の入り口に「飯島新三郎翁頌徳碑」という石柱が立っていますが、

Chorakuji

これは飯島商店の初代社長にしてみすゞ飴の開発者である飯島新三郎のものです。新三郎は長楽寺には特に思い入れが深く、篤く信仰をして援助していたそうです。

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コメント

昨日「小さな旅」で田毎の月が紹介されていました。駅のホームに降り立つと、向こうに見える棚田が印象的ですね。私は海へ落ちていく能登の千枚田しか見たことがないので、山に囲まれる姨捨の棚田がとても新鮮でした。ゴッホの麦畑に入っていくように、畦道までも歩きたくなります。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年10月20日 (月) 13時50分

旅の途中Can子様
小さな旅で姨捨の棚田を紹介していたようですね。私は見ていませんでしたが、郷土の名所が放送されるのはなんとなく誇らしい気分になります。

実は上田にも棚田はいくつかありまして、最近行政の後押しもあって稲倉棚田という場所のアピールに特に力を入れているようです。
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/agri/01/index.html
稲倉棚田は姨捨よりも更に山の中の棚田でして、山間の棚田の雰囲気は満点です。もう稲刈りしてしまったようですが、機会があったら紹介してみたいと思っております。

投稿: 飯島商店 | 2008年10月21日 (火) 15時20分

一目でう~んと唸ってしまいました。稲倉棚田の存在から、地元の人たちの取り組み、郷土を思う心、誇り。行政のバックアップ、HPのあり方まで。それに真田坂webで稲倉棚田のお米が販売されていて、もう感服というか、上田人を見習わなくてはと背筋が伸びる思いです。
ふるさとを遠く離れた私は、いつまでたってもどっちつかず。でも、生まれ育った土地を思う気持ちは強くて、金沢城が映るとテレビの前に走っています。誇らしく、懐かしく、そしてせつない存在です。生まれた土地でずっと暮らせる。とても羨ましく思います。ありがとうございました。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年10月24日 (金) 15時57分

金沢のご出身でしたか。
もちろん私どもも郷土には誇りを持っておりますが、金沢・能登は素晴らしい土地だと思っております。食素材・文化ともに非常に優れた独自性がありますし、まさに誇りにするべき土地柄でしょう。

実は、長野新幹線が北陸新幹線とつながり東京と金沢が直結すると、信州の観光客が全て金沢に取られてしまうのではないか。そんな話が商店会の会議で出てくるくらいなのです。
信州には信州の良さがあるとは思いますが、行政も含めた上田人が「信州独自の良さ」を再評価してアピールしはじめたのはごく最近のことなのです。この流れは素晴らしいことだと思いますが、なにしろ始まったばかりのことですので、行政等のバックアップもまだまだ十分とは言いかねる状態です。
むしろ、「郷土の誇り」や町づくりに関する取り組みは、金沢へと大いに学ぶべきだと私は思っております。

投稿: 飯島商店 | 2008年10月25日 (土) 18時50分

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