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2008年7月22日 (火)

蛇骨石とオオムラサキ

蛇骨石は「じゃこつせき」と読みます。鞍ケ淵の川辺で見つかりますので、小泉小太郎の母竜が死んだあとの骨であると言い伝えられています。

Jyakotsuishi

この白い破片が蛇骨石です。大きなものは人のこぶし大になるようですが、写真くらいの大きさの破片でしたらいくらでも見つかります。もっとも、鞍ケ淵よりも数百メートル上流の沢山湖付近の崖下の方が見つけやすいと思います。

実は、蛇骨石の正体は骨ではなく、沸石(灰沸石)とよばれる鉱物です。英名ではゼオライトと呼ばれる鉱物群の一種で安定性が高い為、化学実験でもよく用いられますし、工業的にも頻繁に使用されます。

そう言ってしまうと何となく有り難味が薄れてしまいますが、蛇骨石が産出する鞍ケ淵一帯の重苦しい凄みを考えますと、これは沸石などではなく伝説の竜の骨なのだと思いたくなってしまいます。

ところで、鞍ケ淵付近ではオオムラサキが何匹も飛んでいました。先週まではあまりオオムラサキの姿を見ませんでしたので、梅雨明けの強い日差しと相まって、いよいよ夏本番の到来を感じさせてくれます。

Oomurasaki

キツネか何かの獣の糞にオオムラサキが止まっているところです(食事中の方が居ましたら、すみません)。蝶の中には汚物に集まる習性を持つものも多く、特に樹液に集まる性質のあるチョウにその傾向が強いようです。

写真のオオムラサキは、いきなり足元から飛び立ったのでかなりびっくりさせられました。しかし、いったん飛び立ってもオオムラサキはあまり人を恐れませんので、大抵すぐに舞い戻ってきます。食事しているものは少々汚いですが、こういった堂々たるオオムラサキの態度はさすが国蝶と思わせる風格があります。

重苦しい雰囲気の鞍ケ淵でオオムラサキの元気いっぱいな姿を見ますと、何となく救われた気分になりました。

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