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2008年7月11日 (金)

赤すももの状況

一ヵ月後に迫った収穫期を前に、真田町の赤すもも畑を視察して来ました。

Plum1 赤すもも畑です。

Plum2 すももの実です。

まだまだ真っ青な未熟果ですが、降雨が十分なこともあって玉伸びは順調のようです。

Plum3

ですが、実がほとんど付いていません。今年は凶作傾向のようでして、実の付き具合は昨年の3分の1以下といった状況です。今、未熟果で木についている実が全て熟してくれれば良いのですが、実が自然に枝から落ちてしまう生理落果という現象が起こりますので、今後が暗澹たる気分になります。

アンズはなんとか量を揃えることができましたが、一難去ってまた一難です。

Sanada

ところで、赤すもも畑からの景色です。赤すももが育っているのは、こんな空気も水も美味しい場所なのです。

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赤すもも(在来すもも)」カテゴリの記事

コメント

先日5日だったか、近所のお店にアンズが並んでいるのを見つけました。味は拾って食べた物と比較にならないくらい甘味が少なくて、がっかりしていたところです。
赤すももの存在には驚きました。完熟のアンズ以上に手の届かない果実なんですね。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年7月14日 (月) 13時27分

旅の途中Can子様
スーパーや八百屋さんの果物ですと、流通の関係でどうしても木成り完熟品とはいかず、完熟一歩手前での収穫をせざるを得ないところが多いと思います。旅の途中Can子様がお感じになった通り、アンズに限らず、木から落ちる寸前まで完熟した果物は、これが店で売っている果物と同じなのかと驚かされるくらいに味と香りが華やかになります。

赤すももは市場流通は全くしておりませんので、店先での入手は非常に困難だと思います。古い農家に点々と木が残っている程度、だと思います。私どもは20年ほど前から赤すももの保存を目的として、契約農家にお願いして作ってもらっております。ですが、赤すももは野生に近い形質を持っているので栽培に気難しい点があり、毎年苦労の連続です。

ちなみに赤すももの兄弟とも言える原種すももの一つとして、以前にブログの方にも書きました「花螺李」があります。また、「イクリ」「ハタンキョウ」等の地方名で全国的に点々と原種すももが残っているようです。
旅の途中Can子様のお近くでも、もしかしますと、赤すももの兄弟に出会えるかもしれません。

投稿: 飯島商店 | 2008年7月14日 (月) 16時35分

原種ってなんだか光っていますね。それにいとおしい。いつか出会いたいです。あっ、口の中が酸っぱくなってきました。
赤すもも畑からの景色は空の色まで違って見えて、爽やかな風に吹かれたくなります。赤すももは気難し屋さんかもしれませんが、いろんな人たちに見守られて幸せですね。
ありがとうございました。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年7月15日 (火) 11時11分

旅の途中Can子様
私どもの店舗・工場のある上田市街地は標高400m程度ですので、標高1000m近くの赤すもも畑はかなり涼しく感じます。赤すもも畑から山を一つ越えた裏側が菅平高原ですし、写真では上手くお伝えできないと思いますが高原の空といった澄み切った空が広がっています。
ちなみにもう一つの赤すもも畑のある長和町も同じような自然豊かな風景です。

爽やかな風に乗ってヒグラシの声が盛んに聞こえてくるようになると、赤すももの収穫時期となります。

投稿: 飯島商店 | 2008年7月15日 (火) 12時05分

赤すももに会いたくなって、少し検索してみました。紅すもも(ハリウッド)を見つけたのですが、別の物でしょうか。
何も知らなくて恥ずかしいです。どうぞ教えてください。よろしくお願いします。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年7月24日 (木) 12時25分

旅の途中Can子様
私も紅すももについては知りませんでした。情報をありがとうございます。

恐らくに、紅すももはソルダム・サンタローザ・大石早生などのスーパーや八百屋でよく見られるプラム類と同じく、明治期にアメリカへと渡った日本スモモが品種改良され、再び日本へと逆輸入されたものだと思われます。従って、日本土着の赤すももとは異なった品種だと思います。
紅すももの写真等をインターネットで少々調べてみましたが、葉がきれいに赤みを帯びている、花が桃色をしている(スモモの花は白色が多く、赤すももの花も純白です)、早い時期の未熟果から赤い、等の特徴を見るとかなり特異なスモモのようです。恐らく紅すももは、葉や花を見て楽しむ観賞用に品種改良されたものではないでしょうか。
紅すももの果実の味に関するところはあまりよく分かりませんでしたので、どのような味なのか興味があります。

ちなみに、赤すももは私どもの方で呼び習わしている通称でして、正式な品種名ではありません。学術的には赤すももは、「在来スモモの一種」という表現になると思います。

投稿: 飯島商店 | 2008年7月24日 (木) 16時00分

お忙しい中教えてくださって、ありがとうございました。
葉っぱまで赤くなった木を赤スモモと紹介した写真があったので、混乱していました。また、花器に活けられた紅すももの葉色や枝がとてもきれいで、見て楽しむというのも頷けます。
完熟の果実を食べられるのが一番ですが、なかなか叶いません。旬をギュッと閉じ込めたジャムのありがたさを今更ながら感じています。
どうもありがとうございました。

投稿: 旅の途中Can子 | 2008年7月25日 (金) 11時15分

旅の途中Can子様
あれから少々調べてみましたが、紅すももは日本よりもカナダやアメリカでの方が知名度があるようでして、バンクーバーには紅すもも並木もあって名物になっているようです。
いずれにせよ、元はニホンスモモだと思います。食用だけにとどまらず色々と形を変えて、世界的に親しまれているのは非常に興味深く感じました。
私どもの方こそ、お教えいただいてありがとうございました。

旬の完熟した果物は、やはり現地でないとなかなか食べられないものなのかも知れません。もっともこれは果物に限らず野菜でも言えることでして、今の時期ですと採りたてのキュウリを冷やしてばりばり食べますと、とてもでは無いですが店売りのキュウリは食べられなくなってしまいます。
一流のレストランのコックほど一流の素材にこだわると言いますが、やはり素材の違いというものは、どんな調理技術をもってしてもカバーできないほどに、決定的な味の差となってしまうものなのだと思います。

投稿: 飯島商店 | 2008年7月26日 (土) 14時54分

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